2019年12月23日

秋葉原で集める電子部品

先日秋葉原にて電子パーツを買ってきました. きっかけは「コンピュータはなぜ動くのか」という本です. 「コンピュータを作ってみよう」という内容があり, それに必要なものを買いました. もちろん実際にコンピュータを作らなくても読み進められるのですが, 作ってみたかったのでやろうと思いました. ただ, まだ完成はしていないので, そのパーツ集めの話をしようと思います.

Z80

作るコンピュータは Z80 CPU を使ったものです. Z80 は有名なチップなので知っている人も多いと思います. とはいえ作られたのは今(2019)から約 40 年前の 1976 年ですので少しこれについて説明します.

Z80 は 8bit の CPU で, 開発にはあの嶋正利さんが関わっています. Z80 の発表は 1976 年で Zilog(ザイログ)という会社が作りました. あと I/O ポートもあります. Z80 は人気あるチップなのでこれを扱った記事がたくさんあります.

パーツ集め

秋葉原に行けばあるだろうと思い秋葉原へ行きました. 最初に訪れたのは何度か買い物したことのある, 秋月, 千石, マルツです. しかしここでは見つかりませんでした. ここ以外の店は知らなかったので店舗で買うのは諦めていました.

その後, 別の理由で秋葉原に来ていました. Z80 との出会いは偶然で, ふと立ち寄ったラジオデパートで見つけました. 2 階にある光南電気という半導体を扱っている店で, 半導体の並んだショーケースの中にありました. Z80 CPU 以外にもこの店で聞いたところ全部ではなかったですがありました.

実は私は, ラジオデパートが創業 70 年の電気街と深く関わりある建物ということは後から知りました. 40 年前のパーツが手に入る電気街秋葉原はすごいですね.

先人に学ぶ

Z80 と他にいくつかのパーツは手に入れたものの, 一つ見つけられなかったものがあります. それは本にクロックジェネレータと書いてあるパーツです. そもそもクロックジェネレータという分類を店で見つけられなかったので調べたところ, なんと同じ本を読んでさらにクロックジェネレータを探した人がいました. クロックジェネレータは水晶発振器だということがわかったので秋葉原に探しに行くと見つかりました. これはラジオデパートの 2 階のサン・エレクトロという半導体を扱う店で買いました.

参考にさせてもらったブログは 2003 年に書かれたもので, そのときですら Z80 を中心としたパーツ集めに苦労したようです. 創業 70 年のビルで 40 年前のパーツを 20 年前のネットの記事を参考に買うというなかなかできそうにない経験をしました.

さいごに

探すのに苦労したものの, 今回のパーツ探しは楽しかったです. Z80 はとても思い入れのあるチップの一つになりそうです. 通販でパーツを買う人も多い時代ですがまだまだ秋葉原は電気街ですね(当時を知らない自分がいうのはおこがましいことは承知).

ここまで読んでくださりありがとうございます. 完成したら記事にしたいと思います.

参考・紹介