2021年12月23日
VLAN の種類
はじめに
最近 VLAN の設定を行う機会があったのですが,そこで VLAN について理解不足な部分があることがわかったのでまとめます.
Access Port
まずは Access Port について.
Access Port とは
Access Port とは,1つの VLAN にしか所属できないポートのこと.VLAN タグの付かないフレームが流れる.PC は基本的に1つの VLAN にのみ所属するので,PC を繋ぐのに使われることが多い.
Trunk Port
次に Trunk Port について.
Trunk port とは
Trunk Port とは,複数の VLAN が所属できるポートのこと.VLAN タグの付くフレームが流れる.この仕様は IEEE802.1Q で定義され,これを実装した機器同士で通信するのに用いられることが多い ( 例外として以下に説明する Native VLAN がある ).
Native VLAN
最後に Native VLAN について.
Native VLAN とは
Native VLAN は Trunk Port に設定する VLAN で,Trunk Port にてタグのないフレームを流すことができる仕様のこと.Trunk Port でないポートを接続して利用できる.Native VLAN 同士を接続することもできる.
おわりに
Native VLAN のことを,そのネットワーク機器でデフォルトで設定される VLAN 番号のことだと勘違いしていました.多くのネットワーク機器では VLAN 1 がデフォルトで設定されていると思うのですが,その VLAN 1 というのは他の VLAN 番号と違い,特別なものだと思ってました.
Native VLAN を全然使っていませんでしたが,便利だと思ったので使っていきたいです.